今回は2025年9月12日発売の月刊少年ガンガンから「黄泉のツガイ」の最新話45話のあらすじをお届けします。
前回は、西ノ村のリーダー御陵が影森の屋敷に現れゴンゾウとジンが敗れたところで物語は終わりました。
それでは「黄泉のツガイ」最新話のあらすじをどうぞ!
「黄泉のツガイ」最新45話のあらすじ
今回は「黄泉のツガイ」の第45話のあらすじと感想を書いていきます。
最新話に登場する主なキャラ
名前 | 属性・立場 | ツガイ(相棒) |
---|---|---|
ユル | 主人公(段野家) | 左右様 |
アサ | 主人公(影森家) | 陰陽・解 |
影森ゴンゾウ | 影森家当主(影森家) | 百鬼夜行 |
影森ヒカル | 影森家長男(影森家) | 白黒 |
影森アスマ | 影森家次男(影森家) | 金烏玉兎 |
影森ジン | 影森家三男(影森家) | スカベンジャー |
黒谷ハルオ | 黒谷家次男(影森家) | 兎と亀 |
桜沢先生 | 影森家のおかかえ医師 | 偕老同穴 |
御陵(みささぎ) | 西ノ村関係者 | 天と地 |
与謝野イワン | 西ノ村関係者 | マガツヒ |
最新話45話「破壊と創造」あらすじ
最新話の衝撃的なあらすじを、5つの章に分けて詳しく解説します。
物語の重要なポイントを逃さず、最後までお楽しみください。
- 影森屋敷、連絡途絶
- 新当主ヒカルのツガイ
- アキオが語ったツガイの能力
- 創造と破壊の攻防
- 狩場の移動
影森屋敷、連絡途絶
車内で待機する影森アスマと黒谷ナツキは、通信が途絶したことに焦りを募らせていた。
護衛役のツガイたち、アスマの「金烏玉兎」の夜桜とナツキの「なもみはぎ」も、その重い空気を察していた。
ゴンゾウ、ジン、ヒカル、誰もが連絡につながらない……。
御陵が屋敷に現れたという連絡を最後に、通信は途絶していた。
ナツキはハルオとの連絡も途絶していることをアスマに告げ、それでもナツキはアスマの護衛を優先すると決意する。
夜桜は、この嫌な空気はかつてアスマの母イオリが亡くなった時のことを思い出させると語り、ヒカルは寝ているかもしれない、と冗談めかしてアスマを落ち着かせようとするが、緊迫した状況は変わらなかった……。
新当主ヒカルのツガイ
同時刻の影森屋敷では、御陵と対峙する影森ヒカルの前に、桜沢先生が現れる。
ヒカルの肩にはゴンゾウのツガイだった「うやむや」が宿っていた。
桜沢先生はゴンゾウの身を案じるが、ヒカルは冷静に「今は俺のツガイになった……」と告げる。
御陵のツガイ「天と地」が、ゴンゾウを上空からの攻撃で仕留めたこと、ジンも上からの攻撃で負傷し、「スカベンジャー」の愛と共に逃げたが、生死は不明であることも「うやむや」の情報から明らかになる。
ヒカルは桜沢先生に協力を求め、残された屋敷の人間を救うことを決意する。
桜沢先生は冗談を交えつつも、その申し出を承諾した。
アキオが語ったツガイの能力
御陵は以前、アキオから影森家のツガイの能力について情報を得ていた。
アキオは、影森家で最も危険なツガイはヒカルの「黒白」だと断言する。
ゴンゾウの「百鬼夜行」は攻撃力や防御力がなく、コミュニケーショ能力に特化しているが、「黒白」は別格だと。
ヒカルの絵の才能からくる想像力で、現実にはありえないものを自由に創造し、具現化できるとアキオは語る。
さらに、アキオは桜沢先生のツガイ「偕老同穴(かいろうどうけつ)」についても言及する。
このツガイは攻撃力はないが、防御力は極めて高く、核攻撃にも耐えるほどのシールドを展開できるという。
創造と破壊の攻防
現在、桜沢先生は口内に宿るツガイ「偕老同穴」のシールドで負傷した影森家庭師を守り、盤石な防御を築いていた。
その光景に、御陵はアキオの言葉を思い出し、まずはヒカルを仕留めることを決める。
地中から「地」のツガイが猛スピードでヒカルに迫るが、ヒカルは「黒白」のホワイトを使って地面を白く塗りつぶし、ブラックで100トンの重りを描き、「地」の動きを止める。
御陵がそのサイズの重りで100トンあるとは信じられないと驚くと、ヒカルは「俺が100トンと描いたら100トンなんだ」と言い放った。
ヒカルはさらに、巨大な迷路を描いて御陵を閉じ込める。
御陵は「地」の力で壁を破壊しようとするが、ヒカルは次々と攻撃を繰り出す。
御陵は「天」の力で屋敷を破壊し、なんとか攻撃をかわすが、目の前に現れたのは何故か、テーマパークの入り口だった……。
狩場の移動
一方、ユルと左右様(右様と左様)は巧みな連携でイワンを追い詰め、ユルの矢がイワンの左肩に刺さった。
ユルは一般人を巻き込まないよう、ここでイワンを仕留めるよう左右様に命じる。
しかし、イワンは一瞬の爆発と共に姿を消す。
建物に横穴を開けて逃げたのだ。
大通りに現れたイワンは、矢が刺さっていることに驚く通行人の視線に気づく。
イワンのツガイは一般人には見えないが、ユルの矢は見える。
いくらでも人質をとれる状況になったイワンだったが、実はこの大通りこそがユル達の本当の狩場だったと悟った。
なぜならイワンの目の前に待ち構えたようにアサが現れたからだ。
ユルは「やれ!アサ!」と叫び、物語は幕を閉じる……。
「黄泉のツガイ」最新話あらすじ感想まとめ
今回は、御陵の動きが明らかになった回でしたね!
物語が大きく動くような急展開で、盛り沢山の内容でした!
最新話の考察
45話「破壊と創造」では、影森ヒカルのツガイ「黒白」の真価が明確に描かれました。
彼の創造力は単なる攻撃力ではなく、現実を自在に書き換える力であり、御陵の「天と地」という圧倒的な力に対抗しうる存在であることが示されています。
特に「100トンの重り」や「巨大迷路」といった具体的なイメージを即座に具現化する描写は、アキオの解説通り想像力と戦闘力が直結する危険なツガイであることを証明しています。
また、桜沢先生の「偕老同穴」が完全防御で使用人を守る構図は、破壊と創造の対比をより鮮明にしました。
一方、ユルとイワンの戦いでは、場所が持つ意味が強調されました。
一般人を巻き込めないというユルの弱点を突き、イワンは戦いの場を大通りへと移しました。
これは、情報戦や能力の相性だけでなく、戦術や環境をどう利用するかが、勝敗を分ける重要な要素であることを示しているのではないでしょうか。
最新話の感想とまとめ
第45話を読んで、まずヒカルさんの戦いぶりに驚かされました。
これまでのどこか頼りない印象から一転、父親のツガイを継承し冷静に戦況を分析し自らの能力を最大限に活かして御陵を翻弄する姿は、本当に頼もしく格好良かったですね。
特に「俺が100トンと描いたら100トンなんだ」というセリフには、彼の確固たる覚悟が感じられてゾクゾクしました。
ユルとイワンの頭脳戦も、非常に見応えがありました。
イワンが一般人を巻き込むことを厭わないという非情な戦術(狩場を人通り多い大通りに移すこと)をとることで、ユルの正義感とツガイの能力を封じ込めたのは、彼の恐ろしさを改めて感じさせます。
しかし、最後の最後に大通りにアサちゃんが現れることで、実際に狩場を操っていたのはユル達の方だったんですよね!
ユルの「やれ!」という言葉に、双子の連携がこれからもどのように展開していくのか、期待が高まります。
ヒカルさんの創造の力、そしてアサさんの持つ「解」の力が、御陵やイワンの破壊の力にどう対抗していくのか、今後の展開がとても楽しみです。
以上、「黄泉のツガイ」最新話のあらすじ感想をお届けしました。